フォークリフトなどの産業車両には、労働災害を防止するため法令によって定期自主検査が義務づけられています。いったん事故が起これば、物的損害でなく人的損害も予想されます。また、機台を安全に、長く使うためにも適切な点検は不可欠です。安全を守り、トータルコストダウンを実現するために、トヨタL&Fは作業の安全性をより高めるために、定められた点検・検査以外にも独自の点検・整備をおすすめしています。

法令等にもとづく点検・検査

作業
開始前
点検
定期自主検査
月次
検査
年次
検査
フォークリフト
(含むウォーキー)
作業
開始前
点検※1
定期自主検査※1特定自主検査※2、3
ショベルローダー等
(2輪駆動ショベル)
定期自主検査※2
車両系建設機械
(ジョブサン、ジョブファイター)
特定自主検査※2、3
高所作業車
構内運搬車
(ローリフト、ユニエレカ等)
※4※4
貨物自動車
(トーイング)
クレーン(0.5トン以上)※5
(自動倉庫)
定期自主検査※2定期自主検査※2

※1 事業者はその日の作業を開始する前に定められた事項について点検を行ってください。

※2 事業者は定期自主検査を行ったときは、記録を3年間保存することが定められています。
(違反すると50万円以下の罰金に処せられます。:労働安全衛生法第120条)

※3 特定自主検査の実施は、労働省令で定める資格を有する労働者、または検査業者でなければならない。
事業者は特定自主検査を行ったときは、見やすい箇所に検査済標章をはり付けることが、定められています。
特定自主検査者の資格取得は(社)建設荷役車両安全技術協会にお問い合わせください。

※4 法的な実施義務はありませんが、安全に長くお使いいただくため、トヨタ推奨の点検・整備をおこなってください。

※5 3トン以上のクレーンはこれらの点検・検査に加え「落成検査」「性能検査」「変更検査」「使用再開検査」があります。